アガティス西草深について

マンションの駐車場にある大きな木が見えます。
この木の樹種が「アガティス」という木です。マンションを建設する際に庭にあったこの木をシンボルツリーとして残して建設することにしました。
この木は元々、15代将軍の徳川慶喜公の西草深屋敷にありました。では何故ここにあるのかを説明しましょう。
徳川慶喜公は大政奉還後静岡に移り住み、はじめは現在の紺屋町にある「浮月楼」のところに住まれていましたが、鉄道の駅(静岡駅)ができると騒々しくなるということで西草深町に引っ越しました。
その際に安池の先祖が徳川家に土地を売却し、慶喜公が西草深から東京の巣鴨に引っ越す際に、また住居を買い取り、「葵ホテル」というホテルを経営しました。そのホテルは日露戦争当時、ロシア人の捕虜収容所として陸軍省に安池から貸し出されましたが、ロシア人のタバコの火の不始末により、消失しました。
安池の先祖は、その消失した中から、慶喜公の屋敷に植えられていたこのアガティスの木を庭に移植し残しました。アガティスの木は東南アジアの木であり、日本には長崎の出島と、この木の二本しかないと聞いています。
慶喜公の屋敷にあったのも、薩摩藩から寄進されたものと言い伝えで聞いています。
マンション名の由来
デザインについて

写真は京都にある同志社大学今出川キャンパスの「彰栄館」という校舎です。烏丸通りからキャンパスに入るとすぐ左側にあります。
当時、アメリカン・ボードの寄付によりD.C.グリーンが設計した建物で、1884年に竣工しました。1979年5月に重要文化財に指定されています。
私は、マンション建設する際に、重要文化財の長い期間人を惹きつけて離さない魅力をデザインの中に取り入れようと考えてこの彰栄館をモチーフにして、「アガティス西草深」のデザインを検討し、塔を建てて、その塔を時計台
としました。
マンションに住む人たちが、自分の住むマンションを人に伝える時に、浅間神社の前にあるレンガ調の時計台のあるマンションと言えば分かるようにしたかったです。
マンションの前には信号機があり、毎日高校生たちが通学の途中でマンションの時計台を見上げる。そうすると、その時計の時刻が正確でないと、学校に遅刻してしまう恐れがあると思い、時計台の時計はソーラー電波時計にした。停電の時にも動き、時間も正確にするためである。
そんな高校生が将来のお客さんになるかもしれないと思っている。
≪同志社大学彰栄館≫
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